創造的復興に向けた未来志向把握のため輪島における被災者の声を聴く試み
融合研究域融合科学系
川澄 厚志 准教授
レジリエンス
被災者の声
輪島

融合研究域融合科学系の川澄厚志准教授は、令和6年能登半島地震により被災した輪島市河井町で、創造的復興のため、被災者の現状を明らかにし、そしてレジリエンス(困難やストレスに直面した時に、乗り越えていく能力のこと)と未来志向を図るため、融合学域先導学類と人間社会環境研究科人間社会環境学専攻博士後期課程の学生らとともに、輪島の重蔵神社でボランティア活動および聞き取り調査を実施しました。この聞き取り調査には、輪島の被災者の方々115名にご協力いただきました。
本活動は、下記のように実施しました。
- 5月11日 9:00~15:00(ユニセフテント設営)
- 5月19日 10:00~16:00(塗太郎でのボランティア活動)
- 6月 8日 9:00~15:00(聞き取り調査①と塗太郎訪問)
- 6月19日 9:00~15:00(聞き取り調査②と支援物資の配給ボランティア)
- 7月 3日 16:00~18:00(聞き取り調査③と支援物資の配給ボランティア)
7月30日、金沢大学で実施された成果報告会にて、今回の聞き取り調査で得られた知見をまとめ報告しました。今後は、創造的復興に向けて引き続き、学生たちとボランティア活動および現地調査の実施や分析作業を継続的に行い、論文にまとめ、まずは国内の学会で発表をしたいと考えています。

写真1:聞き取り調査の様子(6月19日撮影)

写真2:調査メンバーの一部(6月19日撮影)
【研究者情報】
融合研究域融合科学系 川澄 厚志 准教授