中能登町で関係人口構築に向けた拠点づくりの観光プロジェクトが始動

融合研究域融合科学系
川澄 厚志 准教授

スローツーリズム
拠点づくり
旧丹後邸
能登上布
能登部

 5月11日と12日、融合研究域融合科学系の川澄厚志准教授は、観光プロジェクト演習Ⅰ・Ⅱ「復興と観光」に参加している学生、川澄研究室に所属する学生らと共同で、能登半島地震の復興に寄与するべく、関係人口構築に向けた拠点づくりのための現地調査を実施しました。

 関係人口とは、移住した「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、地域外に拠点を持ちながら、継続的に地域と多様に関わる人々を指す言葉です。

 この演習では、観光デザイン学類の学生らが、能登半島地震の創造的復興に向けた調査や実践を行っていきます。川澄研究室では、2021年度より中能登町と共同研究を実施しています。これまで中能登スローツーリズム協議会や地域団体の協力により、同町での研究活動やワークショップを実施し、年度ごとに研究成果を挙げてきました。令和6年度は、主に中能登町の能登部エリアで関係人口構築に向けて、現地での調査や実践を行っていく予定です。中能登町では、奥能登エリアの復興に向けた研究や教育の拠点も形成し、ボランティアツーリズムやスローツーリズムにみられるような、関係人口の構築を試みていく予定です。

写真1:現地調査への参加者(5月12日撮影)

写真2:現地調査の様子(5月12日撮影)

【研究者情報】

融合研究域融合科学系 川澄 厚志 准教授