被災文化財のレスキューと状況調査 #2
古代文明・文化資源学研究所/人間社会研究域
足立 拓朗 教授
古代文明・文化資源学研究所/人間社会研究域の足立拓朗教授は、令和6年能登半島地震における被災文化財のレスキューと状況調査を下記のように実施しました。
【3月2日(土)】志賀町被災文化財調査
志賀町教育委員会、石川考古学研究会と協力して、千浦二子塚古墳群(写真1)、地頭町中世墳墓窟群、松尾神社本殿・拝殿、雄谷家住宅、倉垣松山古墳の調査を行いました。
【3月10日(日)】穴水町および輪島市町野地区調査
穴水町教育委員会、輪島市教育委員会、石川考古学研究会と協力して、穴水町妙泉寺石塔・石塔墓群、輪島市町野地区の両時国家、南惣美術館、岩倉寺、古屋敷跡の調査を行いました。
【3月16日(土)】珠洲市調査
珠洲市芸術文化創造室、石川考古学研究会と協力して、馬渡地区の珠洲焼き出土地点の調査を行いました。
【3月17日(日)】輪島市西保、大沢の調査
輪島市教育委員会、石川考古学研究会と協力して、西保の倉庫の点検、大沢の間垣集落の調査を行いました。
【3月18日(月)】
宝達志水町埋蔵文化財センターと被災状況の相談を行いました。
【3月19日(火)】
中能登町教育委員会、七尾市のと里山里海ミュージアムと被災状況の相談を行いました。
【3月20日(水)】七尾市、中能登町調査
七尾市教育委員会、中能登町教育委員会、石川考古学研究会と協力して、中島殿山古墳、瀬嵐古墳、須曽蝦夷穴古墳、院内勅使塚古墳、石道山大宮坊(図2)・拝殿の調査を行いました。
写真1:志賀町千浦二子塚古墳群、C1号墳石室の天井石陥没の状況
写真2:石道山大宮坊の全面の石垣崩落部分(シートで養生)
【研究者情報】
古代文明・文化資源学研究所/人間社会研究域 足立 拓朗 教授